グラフェン・イノベーション

日経エレクトロニクス 編

A4変
256ページ
 
価格 37,029円(税込み)
読者特価 29,623円(税込み)
ISBN 978-4-8222-0299-6
発行元 日経BP社
発行日 2011/02/25

グラフェン・イノベーション

 電子デバイスを変えるナノカーボン材料革命

内容紹介

グラファイト(黒鉛)1層分の材料である「グラフェン」が,電子デバイスや自動車や航空機の構造体まで幅広い分野に大きなイノベーションをもたらす可能性が出てきた。フレキシブルな次世代タッチ・パネル向け透明導電膜から,既存の半導体ではまだ実現できていないTHz動作の電子回路やレーザ素子,超高感度センサの実現に向けた研究開発が急ピッチで進んでいる。加えて,Liイオン2次電池での電極や出力密度を増す触媒,水素吸蔵材料の一つとしても脚光を浴び始めた。

グラフェンは,既に1970年代からグラファイトやベンゼンの特殊例として研究されてきたが,単体では安定的に存在できないと長らく考えられてきた。英国の大学の研究者によって2004年にグラファイトから粘着テープで簡単に単離できることが発表された後,研究論文が爆発的に増えている。キャリア移動度が非常に大きいことや大電流に対する強い耐性,大きな熱伝導率を持つことに加えて,ダイヤモンドと同様な破壊強度や硬さも併せ持っているなど,従来の材料にない優れた特性を備えていることが次々に分かってきている。

最近は工業的な量産に耐える作製方法も相次いで開発されており,韓国の大学や企業による対角30インチの1〜4層のグラフェン・シートの発表例もある。グラフェンの研究では日本は中国や韓国,シンガポールなどに論文数で先行を許しているのが現状である。従来,日本企業が強いとされてきた新材料の開発でこれ以上出遅れれば,日本の今後の国際競争力に大きな影を落とすことにもなりかねない。

本書では,グラフェンの基礎的な性質だけでなく,応用の可能性,そして製造プロセスの開発の最新動向を幅広く紹介する。グラフェンの新材料としての将来性を測る一助となれば幸いである。

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